LOVE PRINCESS(陽呂&心菜)




朝日で明るくなったキッチンで俺は大きく伸びをする。

寝不足には、熱いコーヒーが沁みる。

生あくびばかりする俺は部屋の前で頬を両手で叩いた。


ドアを開けると


「あ。起こしちゃいました?」


ムクッとベッドから起き上がった心菜が俺を睨む。


え?


キョトンとする俺から目を逸らすと、無言のまま部屋から出て行ってしまった。


……はい?


その行動も全く理解出来ない俺は、声すらかけれなくて。


朝食中もテレビに体を向け俺と目すら合わさない。


「心菜さん。俺、会社行って資料を置いてから大学行きますね?」

「……うん」


返事はしてくれるものの、目を合わせてくれない。

背中からは怒りすら感じてくる。


どうしたんだ。

何が気にいらなかったんだ。


そのまま、先に家を出た俺は考えてみるものの。


さっぱり、わかんねー……。