「陽呂?」
「え……。あ。は、はい」
やっと返事をする事が出来た。
暗くてよく見えないけど、心菜の顔が赤い気がする。
「駄目……かな?」
枕に顔を半分埋めながら俺を見つめる心菜に、俺の胸が大きな音をたてる。
「え……。あ、いいですよ。
だけど、ここじゃ狭いんでベッドに行きましょうか」
そう答えると笑顔で頷き、俺の後へと続いた。
部屋に入り、ベッドへと入る。
勿論、そこには何の躊躇もしない心菜の姿があって。
「ちょっと、陽呂。何ボーっとしてんの? 寒いんだけど」
なんて、文句を言いながら俺より先にベッドに横になっている。
「あぁ。すみません」
そんな心菜に謝った俺も横になり布団を被った。
隣に居るのって、心菜だよなぁ?
はっ。
俺は馬鹿か。
何を今更。
だけどそう思ってしまうくらいに心菜の行動が理解出来ないんだ。

