何あれ?

反則だろ。


顔を赤く染めちゃって。

恥ずかしそうに。

普段の心菜からは想像もつかない。


押し倒したくなっちまうじゃねーか!

いくら夫婦になって2年半とはいえ、欲しいもんは欲しい。


でも心菜ってHすると絶対寝ちまうんだよな。

次の日の朝も体がダルイのか中々起きてくんないし。

Hした次の日が仕事だと遅刻が決定。


だから休みの前の日しかさせてくんないんだよなぁ。

次の休みまで、長いっ!

俺が優しくしてやればいいのかもしんないけど……心菜を目の前にすると歯止めがきかないっちゅうか、なんていうか。


……この歳になって情けねー。


パソコンの横にあるカレンダーを見ながら、深く溜息。


はぁー……。
仕事しよう。


再びパソコンに向かう。

だけど、さっきの心菜の表情が浮かんでは消えて。


全く仕事にならねぇ。


何で結婚したのに、こんな想いしてんだよ、俺。


今、心菜のそばに行くとヤっちまうと思うし。

今日はここで寝るか。


そう思い、眺めていたソファに倒れ込んだ。