「すみませーん!」
「ごめんね? 心菜ちゃん」
先輩が変わりに謝ってくれたけど、私はパーカーを胸元で押さえたまま動けない。
恥ずかし過ぎる。
こんな事で、注意されて。
嘘のように静まるプールに響くのは、監視員さんの声だけ。
「遊びで飛び込まないで下さい」
「服を脱いで入って下さい」
「早く上がって下さい」
先輩に手伝ってもらいプールから出た私には監視員さんから、また注意されてしまった。
顔をあげると皆がこっちを見て、クスクスと笑ってる。
恥ずかしっ。
「せ、先輩。ちょっと休憩しときます」
そう言って、その場から逃げ出した。

