「白のビキニ、可愛いー♪」
「え?」
指差された胸元に目を向けるとパーカーの前が開き、下に着ていたビキニがズレてしまっている。
それに…
「その白いのって怪我?」
慌てて手でそれを隠した。
この先輩は別に悪気があったわけじゃないと思う。
この胸元の傷が気になってた訳でもない。
ただビキニがズレてた事が恥ずかしくて。
怪我に気付かれた事が嫌で。
だって。
この傷痕を1番気にしてるのは……陽呂だから。
その瞬間、大きな笛の音が響いた。
それは私に対する注意で。
服を着たままの着水は禁止だから当たり前の話なんだけど。
大きな笛の音とマイクで注意された私は注目の的となってしまった。

