うぅ……そうだけど。
「でも陽呂は私が駄目って言ったら、すぐ止めちゃうもの。
本当にやりたい事はもっと言うよね?」
それくらいの気持ちの事しか言った事がないから、わかんないんだよ。
私は、すっごく行きたかったんだもん。
「心ちゃんが駄目って言うから我慢してるんでしょう?」
じゃあ陽呂は、いつも我慢して諦めてたの?
私に合わせてたの?
全部……私のせい、なの?
「そこで諦める陽呂が悪いよ。
本当にやりたい事なら、もっと言えばいいじゃない」
「……はぁー。わかってないなぁ」
そう呆れた笑みを零した愛未が急に大人に見えた気がした。
「ま。陽呂君だから大丈夫だろうけど」
そう付け足すと、陽呂君も大変だわ。ってどういう意味よー!
横目で私を笑う愛未に聞きたいけど、何となく聞けなくて。
引き気味に睨んでみた。
精一杯の強がりだけど。
「自棄にならないでよ?」
やけ?
ヤケ?
自棄?
って、だからどういう意味なのよー!

