「心ちゃん。眉間の皺、復活してるよ?」
「え? や、やだ」
眉間に指をあて揉み解す。
それを見て笑ってた愛未は
「早く仲直りしなよね」
そっと耳打ちするけど。
「だって陽呂が悪いんだよ?」
「いくら陽呂君が心ちゃんの事わかってくれるとは言ってもさ。
喧嘩なんて続けてて良い事なんてひとつもないよー?」
「う……」
それはそうかもしんないけど。
だーけーど!
今回は行っちゃ駄目とか言ったんだよ。
陽呂が行けないから駄目とか言ったんだよ。
ちょっとは私の事を信用してくれてもいいと思うんだよね。
しかも結局来てるし。
意味わかんない。
「もしさ。心ちゃんが逆の立場なら、どうなの?」
「……逆?」
「そ、逆。心ちゃんが行けなくて、陽呂君だけが行くの」
それは、別に行ってもいいんじゃ……
そう思った時、周りを見渡してみた。
キャッキャッ騒ぐ女の子達。
勿論、この中には陽呂を狙ってた子もいるわけで。
しかも結婚してるって言ったのに、それでも良いって子も居て。
そんなの!
「駄目に決まってるじゃない!」
「ほーら、ね?同じでしょ?」

