LOVE PRINCESS(陽呂&心菜)




その全てが誘ってるようにしか見えない。


「ひ、陽呂。今日、何か違っ…」


話す暇なんて与えない。

心菜の本心わかっちゃってるしね。

心菜が嫌がってないんだったら、俺が引く事はないし。


また唇を合わせ、舌を絡めながらベットに押し倒す。


「……んぁ。……ちょっ、待って」


待たねぇよ。

てか、待てねぇ。


「ひっ、陽呂ー……」


うっ。

そんな声せこくねぇか?


すげー甘えた可愛い涙声なんて。


このまま無理矢理にでも続けたい俺だけど、そこはグッと堪えて。

押し倒した心菜の横に腕を付き、体との隙間を開けた。


「お風呂……入っていい?」


入らなくていい。と答えたい。


そんな俺の気持ちを知らない心菜は、腕の中から簡単にすり抜けた。

妙に寂しい気持ちになってしまった俺は


「じゃあさ? 一緒に風呂、入る?」


なんて言ってみたり(笑)