――ちゅっ
「なっ!?」
「ごめんねの、ちゅう。
ぱぱとままも、してるもんね」
俺の頬に“ちゅう”をして大満足の愛姫はニコニコしてた。
最近の3歳児は恐ろしいな(笑)
「ねぇ、ぱぱぁ」
「今度は何だ? 愛姫」
服の裾を掴み引っ張り、クリクリの大きな瞳をキョトンとさせ、
「ぱぱとままは?」
「へっ!?」
「ぱぱとままは、なかよし ちゅうしないの?」
えぇっ?
あぁ、さっきのを喧嘩って思ってんだな?
愛姫は俺がタメ口だと、心菜と喧嘩してると思うらしい。
「まっ、愛姫。
ママ、パパと喧嘩なんて
してないから大丈夫なのよ?」
「ほんとにぃ?」
少し不安気に俺を見つめた。
「うん、喧嘩なんてしてないよ」
「なかよし ちゅうは?」
……会話になってねぇ(笑)