「陽呂、何ニヤケてんの?
気持ち悪いわよ」

「ひろー」


気付くとドアの前で笑い合ってる2人。


「早く、掃除するわよ」


俺の言った事、無視かよ。

本当、毎回言う事聞いてくんねぇだから。


「掃除ほとんど終わってますから寝てて下さいよ」

「もう眠くないんだってばぁ」

「じゃあ横になってるだけでも」

「だーかーら、予定日まで後2週間あるから大丈夫だってば」

「でも……」

「愛姫行こー。
本当にパパうるさいよねー」

「ねー」


顔を見合わせ、部屋から出て行った2人。


残された俺は、ベットを綺麗にしてから部屋を出た。