「ままぁ、いたい?
ごめんねぇ?」

「んー? 大丈夫。
でも、もう足踏んじゃ駄目よ?」


首を傾げて謝る愛姫の頭を撫でながら、優しく微笑む。

素直に返事をしたのを見て微笑むと、ベットから出て、


「よし、掃除しよっか」


そう言う心菜の手を掴んだ。


「いいです、俺がしますから」

「もーぅ、大丈夫よ。
ねぇ愛姫、パパうるさいねー」

「うるさいねー」

「……うるさくないです」

「うるさくないですぅ」


出た……オウム返し。

愛姫は、よく喋る。
そして大人のマネも大好き。


まぁ、それが可愛いんだけどな。