行く途中、加奈子ちゃんに会った。 『お、おぅ』 和音が照れながら話しかける。 『あ、うん、おはよ!』 加奈子ちゃんも戸惑い返事を返す。 和音は 耳まで真っ赤。 私、馬鹿みたい。 少しやさしくされただけで こんなにもときめいて。 本当、馬鹿だ。 加奈子ちゃんが居るのに・・・・ 少し心がキュッと苦しくなった。