「ちょっ、ちょっと~~!!」



あんまりに強引に引っ張られたものだから、
私は、声をあげた。




しかし、すでにときは
遅くて…、



私は、たくさんのお客さんの
注目のまとになった。




「店内で声をあげるから…、」


亜美が、しっ、と
口に手を当てて
私を軽く睨んだ。



「……うう…」





恥ずかしさで
潤んだ目になった。



「あっ、それは、萌えるね、」





「へっ!?」




萌える…?

思わず、声のした方を見ると

お兄さんが…いた、



「兄貴!」




亜美が大声を出した。





「あっ、!!亜美のお兄さん!?」




びっくり仰天な、
ことに、イケメンさんだった。




「そうだよ?君は?」




茶髪が似合っていて、
スタイルは抜群。

180センチくらい?の
姿には、お盆がひとつ
手にあった。





かっ、かっこいい…、



喉がグキュと
小さく音を、たてた。