神と妖

「で、ガングロ。さっきのは本音?」

白羽取りをしているので、かなりキツそうな、焦ったような顔で冷や汗かきながらガングロがこっちを見てくる。くそ、何でこんなんでもイケメンなんだ。イケメン爆ぜろ(ウチの子以外)

「ああ、本音だよ!ガチだよ!だからイソラの家まで挨拶に来たんだろ!」

「へぇ?約束してた時間を破って、挙げ句ざっと2万の妖怪引き連れて来るのが四国では常識なんだ?だが残念。此処は本州だ」

「清羅さん、こいつ殺ってもいいですか?」

「あー千里、もうちょい待って」

「頭領、そんなことしてないで、本人の気持ち聞いたらどうですか?イソラ君の気持ちを無視するのは如何なものかと」