Memorys― あの日。 そう華那と一緒に森へ入った日。 この時、俺は記憶を喪った。 何故か華那の記憶だけが… それ以外はちゃんと覚えていた。 記憶を失ってから毎日が遅く感じた。 楽しくなかったんだ。 そんな時にとある少女を見かけたんだ。 見たことのあるようなないような… 俺はこの子のことをもっと知りたいと思ったんだ。 だが、これが辛い“現実”の始まりだった。