はぁー、暇だなー。


俺はあの“告白”があった後も屋上に留まっている。

でも初めて見る子だったな。


一年か??


まぁ、いいや。
暖かいし少し寝るか。



…ガシャン!!

勢いよく屋上の扉が開かれる。



「そらーー!!好きだー!!!」

その言葉と同時に。



「おぉう!?」

な、何だっ!?


この声、華那か…??



いや、それより好きって…言った、よな…??

でも俺じゃなくて、
アレだろ??

あの青い空の方だろ??

俺、そらやだし。



「蒼空が好きなんだー!!!」



だが華那の眼はしっりと俺を俺を見据えていた。



えっ……



俺??