『…………』

『……願いはなんだ?』
何処からか何者かの声が聞こえてきた。

「…本当に願いを叶えてくれるのか?」


『本当だ。但しそれに見合う代償を払ってもらう』


「……じゃあ…」


「お父さん、お母さんに会いたいっ」
……華那の声だった。


『いいだろう。その願い叶えてやろう』