7月27日(曇)

今日も学校だ……。
8月7日まで課外だ。

それから自由参加。


はぁ、早く終わんねーかな。

…………じぃーーー……

とか考えても視線からは逃げれなかった。

「うっ、わ、分かったよ」
しょうがなく財布から1000札を取りだし華那に渡す。

「やったー、ありがと♪」
ささっ、と両替機に向かっていった。


俺の小遣いは少ないっていうのに…


今、俺たちはゲーセンに来ている。
んで金をぼったくられた。

華那はどうしてもUFOキャッチャーのくまのぬいぐるみが欲しいらしい。



あっ、戻ってきた。
キラッキラした目で…


さっそく、やり始めてるし。


1回目 クレーン触れてもないし…
下手だなー。
めっちゃ凹んでる。

……戻った。

2回目 あっ、ちょっとおしい。
ちょっと嬉しそうだ。

3回目 おっ、あぁ~…あと少し
自分でも取れたと思ったんだろうね、めっちゃ嬉しそうだったけど、
一気にズドーンと落ち込んだ。


……その後も全然取れない。

次第に目が潤んできているのは気のせいか?



「せいやぁ、取れなぃ」
やっぱ涙目だ…
そんなに欲しいのか。

「……かしてみ」
華那と場所を変わる。


「ほれ」
1回で取れた。よかった-
自分で言ったのに取れなかった、じゃ格好もつかないからな。