「んじゃ次は屋上、行こっ」
「はぁー、まだ見て回るのかよ…」
今、俺たちは何故か今まで通い続けた夜ヶ校の校舎を見て回っている。
さっきから、美術室やら食堂やらと連れ回された。
これも華那が久しぶりに学校見てみたい!…などと言ったせいだ。
そして、強制的に……
呼び名も強制的に決められたしな。
『あのさぁ、何かさんとか君とか堅苦しいからこれから呼び捨てね』
だと。
俺もどっちかというと呼び捨ての方が呼びやすいからいいんだけどな。
「一緒に学校回るぐらいいいでしょー」
「おい、ちょ…」
そのまま手をとられ階段を上った。
ギィーという錆びれた音を出しながら扉を開く。



