ピッ、ピッ、ピッ……


その機械音だけが響く。




ピーー……

やがき機械音が変わる。

そしてそれが終わりを告げた。


「先生……」

先生と呼ばれた人は悔しそうに、
「あぁ……」
と呟いた。


「8月30日午後6時24秒か……」

もうすぐ夏が終わる。