「は、ハクション!!!あー、さみぃ」
ガクガク震えている俺を呆れ顔で雄斗が見ている。
「お前、頭大丈夫か?今は夏だぞ、夏!!」
「お前なぁ、少しは俺の体に何か起こったとか考えんのか」
雄斗は顔を変えずに
「いや、考えない。だって大抵こういう時はお前が悪いって決まってるからな」
こういう時ってどうゆう時だよ…
内心で突っ込む蒼空だったが事実そうなので声には出さない。
「そりゃ帰ったのが10時過ぎだってことは謝るけど、その後は俺を外に放置だぜ?どれだけ寒かったか…」
人生で初だそ、家があるのに野宿なんか。
「それはみぃちゃんを心配させたお前が悪い」
「まぁそうだけどさ」
昨日、家に帰ると玄関に
「ここから入るな」
それだけが書かれていた。
んで俺は外で寝るはめに……
「あっ、そういえば俺、女の子と友達になったんだ。」
「なっ、なにーー!!!!!」
学校全体に雄斗の声が広がった。
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それから2週間後俺達は恋人同士となった。
そして色々なことを経験した。
色んな楽しいことがあった。
色んな苦しみがあった。
泣いたり、笑ったり、たくさんの感情を見せあった。
本当、幸せだったなぁ……



