翌日。

会社に行くと、本当に、

秋山さんのデスクに辞表が置かれていた。

・・・

もう一つ。

封筒に入った手紙が添えられていた。

・・・

私宛だった。

『昨晩はすまなかった。

もう2度と、飯島の前には現れない。

幸せになれ』

私はそれを見て、涙を流した。

・・・

秋山さんはきっと、

あんなことをするつもりはなかった。

そう思えたから。