仕事中。

私は雅也と、

スケジュールについて、

話し合っていた。


コンコン。

社長室に誰かが入ってきた。


「雅也、お久ぶり」


「…麗香」


「どちら様ですか?」

私の質問に、麗香が答えた。


「雅也の昔の女です」

「麗香、何言って・・・」

「あら、本当の事でしょう?」

私は呆気にとられて、無言のまま、

二人を見つめた。