・・・

誘拐をしたのは、

秀の母親だった。

こんな事が出来る人だなんて、

呆れてものも言えない。

・・・

秀の行動も、

私にはさっぱりわからない。

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逃げ出したくても、

使用人の人には、見張られてるし。

頼みの綱の携帯も、

どこかで落としてしまった。

・・・

万事休す。

私は、すべてを諦めた。