【続】俺様社長の溺愛

?!

突然、誰かが受話器を奪った。

「…西園寺さん?」

電話の相手と何分か話して、

ゆっくり受話器も戻した。


「・・・あの」


「すごい剣幕だったね。

でも、ちゃんと話したらわかってくれた。

しかも、この話は、秘書課じゃなくて、

下の事業部へのクレームだったみたい」


秀は微笑んで言った。


「・・・助かりました。

早口で喋っていたので、

何言ってるかさっぱり・・・」


私は苦笑いをした。