「もしかしたら、こっから水晶宮へ行けるのかも」 カナテが、クソまじめな顔で。 ンな阿呆な。 「え?」 「ほら、あの水晶宮だぜ。こんな入口でもおかしくはねぇだろ」とカナテ。「とにかく、念じるんだ。いいな?」 カナテは言い残し、ティカの手を握って宇宙へ飛び込んだ。 ホントに、行けるのかよ?