中は暗い。だから、何も見えないが、何かがイヴァンの目の前を通った。 「スッゲェ!向こうに光が見えるぞ!」 カナテの声が前からする。 さっき、通ったのはカナテのようだ。 「光?ってーと、水晶宮への入口か?それとも、ここの出口か?」 カナテと、ティカの足音が遠ざかっていく。 イヴァンは慌てて、二人を追った。 「うわ!」とカナテ。「何だ、コレ!!」 彼の声が、洞窟内に響く。