もう既に、長そでのキトンと毛皮のベストを買ったゲルブの残り残金は恐らく、1800円くらいだろう。 カナテは長袖のキトンと川のコートを買ったから、残金は1500円。 2000円の剣を買える金なんて、持っていない。 「ゲルブ、オマエ、残金いくらだよ?」 「1800円だ」 予想は的中だ。 不意に、ゲルブが、背負っている袋をあさり始めた。 「どうした?」 彼は、半そでのキトンを取り出し、正面の服屋に駆け込んだ。 少しして、300円を持ったゲルブが、戻ってきた。服を売ったのか。考えたものだな。