「それよか、カナテ。早く着替えろよ。もう、皆着替えてるから」 ゲルブは早く出発したくて、催促する。どうも、潮の香りはきつくって嫌いだ。 「わかった」 カナテはそう言って、寝間着のキトンを脱ぎ始める。 ルナとティカが悲鳴を上げながら、砂浜から逃げ出した。 「ルナーッ、忘れ物ーッ!!」 イヴァンがゲルブの左で声を上げる。 しかし、ティカの殺人的な悲鳴にかき消されてしまった。 「おーい、着替え終わったぞ!!」 カナテの声も届かなかったらしく、ゲルブが二人を呼びに行く羽目になった。