ルナが丸くなっているのは、掛布団を床で眠るカナテに譲ったからだ。 二つのベッドの間で、カナテは掛布団にくるまって寝ている。 イヴァンはまた、寝転んだ。 直後、再び寒気がした。 この感じ…始まりやがったか…。 イヴァンは、起き上がって足元を見た。床に潮の香り漂う水が溜まりつつある。きっちり閉められた、嵌めごろしの窓から大量の海水が流れ込んでいる。 イヴァンはヤレヤレと首を振った。 幻だとわかっていても気味が悪ィな…。