「あ゛〰」 わずか百メートルのワイヤーを渡るのに、十分は要した。 ゲルブの隣で座りこんでいると、辺りが騒がしくなった。 「あぁ、ベイン!心配したわ!」 ベインとそっくりな顔の女の子が駆け寄って来る。 「ラミ!!」 その彼女を追ってきたのは、母親らしい。 「そっちの人たちは、誰だい?」 「あっちにいた、魔女だよ!こっちの人は服に穴が開いてるし、魔女さんも傷だらけだから連れてきた」 ベインの言葉に、女の小人が睨んでくる。何か、怖い。