RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~









 ベインは窓の外から目をそらし、母を見た。


「何だい、ベイン」

「あっちに、誰かいるみたいだよ」



 母が、ソフトボール大の眼をパチクリさせる。


「変だね。男衆は水晶宮へ出払っちまったし。誰もいない筈なんだけど」


 ベインは、もう一度、外を見た。


「おぉーい!」


 ?

 何か、光っている物がふわふわ飛んでくる。