「ここを、登るのか?」 「ゲルブはこのまま川の中を歩くか、ここを登るか、どっちがいい?」 「正直、水の中を歩くのは疲れたな」 ゲルブの言葉に、ルナは頷く。 「んじゃ、上ね」 ルナは言うなり、髪の毛に花を挿しこんだ。 「何してるんだ…?」 ゲルブは呆れているのか、半眼。 「何、って…。両手がふさがってたら登れないもん」 ルナは、ゲルブの言葉に驚いていた。