ゲルブは、思わず叫んだ。もしかしたら、これは水晶宮が見せる幻かもしれない。だが、この幸せは、幻だとは思えなかった。 「久しぶり、ゲルブ。…と君は…」 「ルナだよ、兄ィ。俺の仲間」 兄はニコッと笑った。 「お前、やっぱ、面食いだな。けど、俺にはわかる。ゲルブ、いいこを選んだね」 兄ィは、わかったのか…。 やっぱ俺らは… 唯一無二の兄弟だ。 涙が、頬を伝う。