怖いのか、ルナがしがみついてきた。 だって、この声は…。 「兄ィ?」 口にして、否定する。そんな筈ない。兄は死んだのだ。 四年前に。 『そうだよ…』 え? 刹那、目の前にウェーブのかかった銀髪の少年—兄が立っていた。長い前髪が右目を隠している。右頬にはVの傷。 「兄ィ!」