カナテは足元の、水晶の欠片を拾った。
「大丈夫。そいつはスイレンじゃないから」
「嘘ばっか!あったことないくせに、何でわかるのよ!?」
ティカが怒鳴る。
怒るのも無理ない、かな。
カナテは、拾ったばかりの水晶の欠片をティカに見せた。
「あったことねぇから聞くけどよ。そいつは、足を何本も持ってるバケモンだったか?」
欠片の中には、足が入っている。そして、柱の中のスイレンにはちゃんと足が二本あった。
「ここでは、実と虚が同時に存在する。惑わされねぇように気をつけねぇとな」
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「ここ、どこ?」
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