RUNA戦記Ⅲ~水晶宮に眠る竜~







「…ンでその恰好なんだよ」

「だって、濡れた服着てると、風邪引くから」


 ルナに上げたベストは、左右の裾が、チャイナドレスみたいにない。だから、かなり、露出している。


 ゲルブは、ルナから目を逸らした。


「と、とりあえず、出発するか」


 ゲルブは、ボソボソと言った。


「ね、あっち行ってみようよ」


 ルナが、陸地の奥を指差して。そこには、穴が開いていた。


「いいけどさ、この花ってつんでも光ってんのかな」

 ルナは、答えずに先へ進んで行ってしまう。彼女が歩くたびに、裾がめくれるから、ゲルブは戸惑った。