その、胸のあたりにだけ、光がない。それに、何かべつの物が突き刺さっているようだ。ルナは、“心の手”で、それを抜く。 「ぐっ」 ゲルブが、呻いた。 ルナは、それから、ゲルブの体に手を伸ばした。 急がなければ…。 おそらく、あの光が全て消えたとき、ゲルブは死んでしまうのだろう。 「ゲルブ、今から体に触るけど、気にしないでね」 念を押して、目の前に集中する。