—水晶宮は霊界への入口でもあるんだ。さっき話した水晶竜は、その門番でもあるんだよ。


—じゃあ、おじいちゃんにも会えるね。



 ルナは口を開いた。


「霊界って…でも入口なんて見当たらな…「どうして、水晶竜がいると思う?」


 あぁ、そういうこと。


 門番だから。


「いいことを教えてあげよう」


 デインが言った。


「水晶竜は年に四回だけ、眠りから覚める。そのとき、霊界から死者がやって来るんだ。今日はちょうど、その日なんだよ…」


 え?