テングウ山へ行くには、山のふもとにある町、シェーラまで行かなくてはならない。 そして、マインからシェーラまでは最短でも三つの町を通らなくてはならない。 だが、イヴァンに襲われ、長い時間をロスしてしまった。 五人は、夜明け前にマインの隣町(十キロほど離れている)であるラインに到着した。 「やっとだーっ」 大都市のマインに比べて、ラインは物寂しい田舎だ。ルナは小さな家を一軒一軒見た。 マインと比べ、家は木でできているし、古い。 たったの十キロで、こうも町並みは変わるものなのか。