多分、来れているだろう。 あの、ルナがいるのだから。 カナテは、一度休むことにした。 岩壁(水晶宮の壁はほとんどこれ)に体を預け、水晶の地面に腰を下ろす。 ちょうど、正面には湖がある。この湖は、水晶宮全土に広がっているのだろう、向こう岸が全く見えない。 湖は、水晶宮の外へ流れる川の源流だ。さっき、来る途中に、急な流れの川があったことをカナテは思い出した。 「あん?」 カナテは、目を擦った。