「もうひとつ奇妙なことには ハックが白髪になった日から この街に昇る満月は ほんの少し欠けた満月なんだ。 いつまでも いつまでも 満ち足りることのない、ね」 そう呟く教授を見て 僕の背中に 小さな戦慄が走った。