「……っ!!分かったよ…」
時雨が怖かったのか彼はそう言った。
[森泉昴。帝龍の幹部。女お前俺に近づ
くなよ!!」
そう言うと昴はソファに横になった。
「ごめんね織羽ちゃん。昴女の子苦手で」
そう言って申し訳無さそうな顔をした。
時雨そんな顔しないでよ…。
カチカチカチ…カチッ
私は携帯に打った文字を時雨に見せた。
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時雨は悪くないよ。
大丈夫。気にしないで
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それを見ると時雨は笑顔を見して
「織羽ちゃんは優しいね」
そう言ってまた王子スマイルをした時雨。
時雨恐るべし。