ガチャッッ

玄関のドアを開けて学校に行こうとしたら…

「日向、おーはよ」

「廉、おはよー」

朝から声を掛けてきたのは幼なじみの廉。
あたしと同じ高校に通ってて、女子にそこそこモテる男子。

「日向、学校まで乗ってく?」

「えっっイイの?」

「うん。ってかイヤだったら言ってない…」

「じゃ、お言葉に甘えて…お願いします!!」