冬の向日葵

興味がわいたのはいいものの
引退してしまったため
もう試合を見るとこは出来ず
どうにも動けない状態が続いた。

青々としていた景色は
いつしか赤色や橙色に染まり
しばらくすると
今まで頭上にあったものは
全て足下に落ち、
きれいな絨毯をつくっていた。

見上げると前より
見やすくなった空は
冷たい空気をおびていた。

そして一面が白に包まれた頃
やっと止まっていた
時計の針が動きはじめる。