愛してるから『Say good bye』





 類と改めて付き合い出して2年が過ぎた。

あたしは事務の仕事をしていて、類は工場で溶接の仕事をしている。



 類は卒業すると、1人暮らしを始めた。

昨日から類の家に泊まっているあたしは類を起こす。

「類、起きて~!今日は休日出勤でしょ」「もう少しだけ寝かせて~」

目をこすりながら可愛らしく言った。
その姿が愛しくて仕方ない。

「も~」


あたしは立ち上がろうとした。

「うっ…」
いきなり吐き気がしてしゃがみこむ。

「おいっ、優奈大丈夫か!?」




少し落ち着いてからもしかしてと思って類に産婦人科に送ってもらった。


「おめでとうございます、妊娠8周目です」


 最近食欲がなかったのもそのせいだったのかな。


 診察を終えて車に戻ると、類は心配そうにしていた。

「どうだった?」
「妊娠8周目だった…。類どうしよう」

少し黙りこんだ類は笑顔で言った。


「俺もパパになるのか~!」

「いい…の?」
「当たり前だろ。将来は結婚する予定だったんだから」
頭を撫でながらそんなこと言うから涙が止まらなかった。



 類はうちの親に何度も頭を下げてようやく許してもらえて、来年の春に子供が生まれる。



最後の恋だと誓ったのに、
永遠の恋だと思ったのに、
ううん、思ったんじゃない、永遠の恋にするんだ。






おわり*