愛してるから『Say good bye』





 別れてもう1ヶ月。フリーというものに慣れてきつつある。ただただ、暇い。


 最近華怜や茉弥と街で遊んでいると、よく類と彼女を見かける。


…楽しそうな姿を見てなぜか悲しくなる。

なんでかな。未練タラタラ…
今更モヤモヤが止まらない。

別れたあの時、類は女といなかった。
 なんで別れたんだろう…。

やっぱり女とは別に、あたしが嫌いになったからなのかな?


授業中、そればっかり考えてもうすぐある試験勉強なんて全く捗らない。


「もう嫌だ…」
「なにが嫌だ?」
「聞いてたの!?」


隣の席にたまたま座っていた内田が聞いていた。


「聞きたくないけど聞こえてきたんだよ」
「なにもないよ」
「そういえば類も最近そんな感じだな」
「彼女とラブラブなんじゃないの?」
「そうだけど、なんか変なんだよな」
「そっか…はぁ…って、なんで類のこといちいちあたしに言うの?」
「いや、別に理由はなーい」


…類なんで悩んでるんだろう。

「お前、類に未練あるのか?」
「なに、急に」
「正直に言え、本人には言わねえから」

内田のこの真剣な目、珍しい。
…コクッ

静かにうなずいた。

「そうか」

そう言って内田は自分の席に戻って行った。



…あたしはいつまでモヤモヤと葛藤しなきゃいけないのかな?