「昌って高校生っしょ?」


「そうですけど、なぜですか?」


「俺さぁ副越高校に編入するんだ」


副越って私が行ってる学校!?


「へ、へぇ」


マズイ。


コレはかなりマズイよなぁ。


「晶も副越でしょ?」


「何で知って・・・」


誠人は私の持っている紙袋を指差した。


しまった!


紙袋から副越のブレザーがはみ出ていた。