山本君とは中学からの知り合いで 結構仲がよかったりする。 「うん、ちょっとね〜」 苦笑いしながら曖昧な返事を返す私を見て 山本君はなぜか顔をニヤつかせる。 『ふーん?』 「なに? なんでそんなにニヤニヤしてるのー?」 「いーや、別にー? じゃあまた明日なー♪」 ………変なのっ。 彼を見送り、また視線を窓の外へ移す。 ……………あっ。