嘘、じゃないよね……? 夢…じゃないよね……。 『……だから、俺、と…付き合ってほしい』 消え入るような小さな声で呟いた桜君の顔は… 夕日のせいもあり、綺麗に赤く染まっていた。 「私、で……よかっ、たら…!」 堪えきれない涙が溢れた。